2023.02.18
創業時の「協調融資」はタイミングが大事!
創業融資
店舗に出店して創業する場合など、多額のお金が必要になることがあります。
多額のお金(1000万円前後)が必要な場合、金融機関からのお金の借り方は「協調融資」をオススメしています。
創業時の協調融資で多いパターンは、日本政策金融公庫と民間金融機関の2つから同時に融資を受けるケースです。
協調融資がなぜ多額の融資を受けやすいかを金融機関側から考えると、以下の通りです。
・仮に創業者が1000万円の資金が必要と仮定
・1つの金融機関だけで1000万円の融資をすると、回収できなかったときのリスクが大きい
・一方、2つの金融機関が各500万円の融資をすると、回収リスクが半分になるので融資しやすくなる
・また、金融機関は他の金融機関の融資審査が通っていると考えると、融資を出しやすくなる
創業者の多くは融資を受けられるのであれば、単独の融資であろうが、協調融資であろうが、どちらでもいいという方が多いです。
たまに、日本政策金融公庫のみから借入をしたいという方がいます。
理由としては、創業者の周りの知人から「創業したばかりは公庫がいい」と言われたからという理由が多いです。。。
この考え方を持っている方は、日本政策金融公庫のみに融資の申し込みにいって、必要な融資を受けることができなかった場合は、そのときに他の民間金融機関に融資を申し込みにいけばいいと考えていることが多いです。
でも、このときに注意しなければならないのは、日本政策金融公庫からの融資を受けた後に、他の民間金融機関に融資を申し込みにいくタイミングによっては、「協調融資」とはならずに、最悪の場合は融資を断られることがあります(金融機関毎に対応が異なるので注意)。
この場合、他の民間金融機関に融資の申し込みにいくタイミングが大事です。
まずは日本政策金融公庫に融資の申し込みにいき、日本政策金融公庫からの融資が十分でないと分かった瞬間(≒融資が自分の銀行口座に入る前)に、他の民間金融機関に融資申し込みに行くのがいいです(日本政策金融公庫の融資を受けた後だと協調融資にならず、融資を受けられる確率が下がるため)。
創業時の融資でお悩みがあれば当事務所でお役に立てることがあるかもしれませんので、ぜひ無料相談をご利用ください。