2019.02.03
企業の生存率
創業のための基礎知識
「会社は起業してから、5、10年後にどれくらいの割合で生き残っていけるんだろう?」
ネットで、廃業率は5年後80%、10年後96%(国税庁2005年度調査)というデータをよくおみかけするのですが、本当(疑わしい・・・)?
自分の周りの方や、当社のお客様の実態から考えても、5年後80%廃業は信じがたい・・。
ということで、生存率(廃業率)を調べてみました。
そうすると、、、
2005年度国税庁調べというデータはどこにもなかったです。。。
その代わりに、2つのデータを見つけました。
1つは2017年版中小企業白書の付属統計資料9表1の廃業率は6.6%。
よって、毎年6.6%が廃業すると仮定すると、こんなグラフ(以下のグラフは生存率推移)ができました。
5年後の生存率70%、10年後50%です。
もう一方、2011年中小企業白書はもう少し楽観的なデータです。
5年後の生存率82%、10年後70%です。
上記2つのデータから5年後の生存率は70~80%くらい、10年後の生存率は50~70%くらい。
あなたも踏まえて、起業する人は、自分に自信があり、仕事ができる方が多いです。そして、行動力もある。
そんな人々が競争しているので、当然、上手くいかず、競争に負けて、廃業する人も出てきます。
あなたはこの数値をどう感じましたか?
私は現実的な数値だと思い、そして、しっかりと経営に取り組めば事業が成り立つことを証明しているとも思いました。