2019.08.25
リピート化の仕組みの重要性
創業のための基礎知識
新規客集客だけでは経営が成り立ちません。。。
なぜなら、会社を新規客部門と既存客部門に分けたときに、新規客部門は赤字だからです。
新規客部門は、広告宣伝コスト及び時間が大量に必要であるために、一般的には赤字になります。
それに対して、既存客部門は広告宣伝費・時間が新規客部門に比べてかからないため、利益がでます。
でも、「既存客部門で利益が出る」ための前提条件として、以下の2つの要件を満たす必要があります。
①新規客集客ができていること
②新規客がリピートして既存客になっていること
仮に、新規客が集客できたとしても、リピートして既存客にならなければ利益が出ないです。だから、新規客が既存客になるリピート化が非常に大事になってきます。
リピート化の仕組みがないということは、底がないコップに水を注いでいるようなものです。
新規客という水を入れても、既存客という水がコップにたまらない状態です。
では、どうすれば、リピート化できるか?
ポイントは「信頼関係を維持し続ける」ことです。
どういうことかというと、新規客がリピートしない大きな理由をご存じでしょうか?
それは、
「当社のことを忘れる」
からです。
大前提として、新規客は当社の商品・サービスに満足していることが前提です。
でも、商品・サービスに満足していても忘れてしまうのです。。。。
なぜ忘れるかというと、当社と同じ商品・サービスを取り扱っている会社が多く、人はすぐに、目移りしてしまうからです。
それを防ぐためにはどうすればいいかというと2つあります。
商品・サービスを提供した後、
①信頼度を更に強化し
②当社を覚え続けてもらう
ことです。
まず、商品・サービス提供後、時間が経過すれば、新規客は当社のことを忘れます。。。
それを防ぎ、「①信頼度を更に強化する」ために、当日、または翌月中に
新規客と接点(メール、フェイスブック、ハガキ等でのお礼)をもって当社との信頼関係維持を図ります。
そして、その後、「②当社を覚え続けてもらう」ためにどうするか?
それは、
ニュースレターやメルマガ、SNSなどを使って、定期的に接点を持ち続けます。
イメージは、学生時代の授業です。
「新しい知識を学んだ」場合、何もしなければ時間とともに忘れてしまいます。
でも、「新しい知識を学んだ」後、翌日に「復習」し、1週間毎に「復習」すれば記憶に定着すると思います。
よって、定期的に接点を持ち続けることで信頼関係を維持しておけば、新規客の悩み・欲求が発生したときに、新規客の頭に当社が思い浮かぶ状態になり、リピートしやすくなります。
でも、この2つの施策を実施するために重要な前提条件が1つあります。
それは、住所、氏名、メールアドレスなどの「お客様の情報」です。
だから、新規客を集客したときには、必ずお客様情報を取得する必要があります。
これらの施策をやるだけでもリピート化の確率は高くなります。
さらに良いのが、クロスセル(関連商品の販売)です。
例えば、初めて車を購入した人に対して、車を運転する際に道に迷う可能性があるので、カーナビの購入を勧めたり、マクドの「ご一緒にポテトもいかがですか?」もクロスセルです。
同じ商品を何度もリピートしてもらうことは難しいケースがあります。
でも、クロスセルすることで、お客様も買いやすくなり、リピート化がしやすくなります。
そのために必要なのは関連商品の開発ですが、創業時は1つの商品で十分だと思います。
※商品開発には時間がかかります。創業時に、売りれるかどうかわからないものに時間をかける必要がないです。