2019.08.20
新規客集客の3つのポイント
創業のための基礎知識
新規客集客で考えるポイントは3つあります。
①顧客ターゲットを明確にする
②顧客ターゲットが集まる場所を把握する
③顧客ターゲットが行動したくなるメッセージを作る
まずは、「①顧客ターゲットを明確にする」です。
「顧客ターゲットを明確にする」ということは、あなたの商品・サービスを必要としている人は、どんな欲求・悩みを持っているかを把握することです。
なぜなら、人は欲求・悩みを解決するために商品・サービスを購入するからです。
でも、一般的に顧客ターゲットを明確にする場合、年齢、性別、などの属性(30歳の女性など)で顧客ターゲットを絞ることが多いのですが、それでは絞り方が広すぎます。
絞り方が広すぎるとどうなるかと言うと、
②顧客ターゲットが集まる場所を把握する③顧客ターゲットが行動したくなるメッセージを作ることが難しくなります。
なぜ難しいかは後でお伝えします。
続いて、二つ目の②顧客ターゲットが集まる場所です。
その顧客ターゲットがどうやって、欲求・悩みの解決策を探しているのかを探り、その場所に営業・広告をすれば集客が見込めます。
例えば、あなたが居酒屋を経営していて、顧客ターゲットを「接待のための食事場所を探しているサラリーマン」と仮定し、その顧客ターゲットが、その解決策をどこで探すかを考えます。
この場合、WEBで検索、専門雑誌を読む、が多いと考えられるので、その場所に広告を実施すれば、集客できる可能性が高くなります。
仮に顧客ターゲットを40代サラリーマンと設定しても、40代サラリーマンが居酒屋に行こうとする理由(欲求・悩み)はそれぞれの人毎にあります。
この40代サラリーマンが集まる場所を考えても、なかなか思いつかないです。
そうなると、ピンポイントで広告・営業することが難しくなり、結果、パドなどの広範囲な情報誌、折り込みチラシなどを実施することになりがちですが、一般的には費用対効果が良くないことが多いです。
3つ目は③顧客が行動したくなるメッセージを作るです。
あなたの商品・サービスを顧客ターゲットに買ってもらうにはどんな広告内容がいいかを検討します。
これまでお伝えしてきた顧客ターゲットを明確にし、集まる場所が分かっても、メッセージが弱ければ集客は難しいです。
例えば、チラシでよくあるのが、
・会社名
・商品・サービスの内容
・価格
・営業時間
・住所、連絡先
です。
でも、お客様は商品・サービスの内容を見てもピンとこないことが多いです。
なぜなら、「お客様は欲求・悩みを解決したい」ため、商品・サービスを見ても、それを購入したことにより、自分がどうなるかをイメージできないからです。
だから、商品・サービスを買った後の「問題解決後の姿」を見せる必要があります。
例えば、接待のための夜の食事場所を探しているサラリーマンに対して、当社の商品・サービスを受けた後の姿(接待相手が満足し、当社の取引が拡大したなど)を明示します
そして、証拠(お客様の声など)を見せます。
最後に、お勧めの商品・サービスを提示します。
「御社に事前にヒアリングを行い、接待目的、食べ物の好き嫌い、お土産の種類、会計のタイミングなどを調査して、接待相手の満足を保証する、当社のプラチナ接待コースを利用してみませんか?」
という感じです。
新規客集客で考えるポイントは3つです。
この3つを抑えることができれば新規客集客の確率は相当高くなります。