創業ガイド

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2018.10.31

融資を受けるために必要となる自己資金とはどのようなものか知っていますか?

創業融資

融資を受けるためには、絶対に自己資金が必要になります。 制度上は、自己資金の9倍まで借りられることになっておりますが、実際は自己資金の2倍から5倍程度しか借りるのは難しいことが多いです。 もちろん状況によって9倍借りられる方もいらっしゃいます。

1.個人事業主の方の自己資金とは?

個人事業主の方の場合、自己資金とは、自分で少しずつ貯めたお金を指します。ご結婚されている場合には、配偶者の通帳のお金も自己資金として認めてもらえます。

誰かに一時的にお金を振り込んでもらい、そのお金を自己資金だ!と主張する方もいますが、基本的には、いきなり多額のお金が振り込まれても、それを自己資金と認めてもらうことはできません。

※ご両親からもらったお金も一応自己資金として認められます。

自己資金として認められない事例

融資を受ける1ヶ月前まで通帳には、ほとんど残金がありませんでした。 融資受ける直前にいきなりお金が100万円に増加しました。

この事例の場合、通帳に振り込んだ方の名前が書いてあれば、確実に自己資金として認められません。

誰かに現金100万円を手渡しで借りて、そのお金を通帳に入金した場合も、あきらかに不自然ですので、基本的には、自己資金として認められません。

いきなり通帳に入金があった際に、自己資金として認められた事例

今まで家の金庫で少しずつお金をためて、そのお金を一括で通帳にいれましたと伝えることでこのお金を自己資金として認めてくれるケースもあります。

認められるケースは、融資を申し込んだ方の前年、前々年の確定申告書または源泉徴収票をチェックされ、その方の年収で貯金することができると判断された場合には、自己資金として認められるケースもあります。

しかし、基本的にはいきなり通帳に入ってきたお金は自己資金として認めてもらないので、この方法はオススメではありません。

2.法人の自己資金とは?

法人の自己資金は、登記簿謄本に記載されている資本金が無条件に自己資金としてみとめられるとお考えの方も多いのですが、資本金=自己資金という考え方は間違っています。

資本金が自己資金として認められないケース①

法人を設立すると、履歴事項全部証明書に、資本金がいくらか記載されるため、その資本金が自己資金と考えている方がおります。

もちろん考え方は正しいのですが、その資本金が自己資金として認められないことがあります。

誰かに一時的にお金を借りて、資本金をつくり、すぐにそのお金を返してしまった場合には、通帳残高がゼロになってしまうでしょう。

日本政策金融公庫の融資では、必ず通帳を見られますので、資本金があるにも関わらず、通帳にお金がゼロの場合には、ただの見せ金と判断され、自己資金はゼロと判断されます。

(例)資本金100万円だが、自己資金ゼロのケース

一時的に友人に100万円を借りて、資本金を作り、会社設立と同時に、その100万円を返却している。この場合、通帳残高がゼロとなってしまうため、自己資金ゼロとみなされます。

資本金が自己資金として認められないケース②

会社の代表が100%出資し会社を設立している場合には、その出資したお金を代表が自分でためたのかをチェックされます。

もし、代表の通帳でお金を貯めていなかにも関わらず、いきなりお金が出てきた場合には、誰かに借りているのでは?と疑われ、自己資金として認められないことがあります。

3.自己資金に関するよくある質問

融資の面談の際に、通帳を持参するのですが、融資の面談までに事業計画で使う予定の費用を先に使ってしまうと、自己資金が少ない!と判断されてしまうのですか? というご質問がよくあるのですが、事業計画に記載されているものを購入し、請求書などをご持参頂ければ何も問題ありませんので、面談前にご利用頂いても問題ありません。

まとめ

自己資金は、あくまで、ご自身又は配偶者の方と一緒に少しずつ貯めたお金を指します。

基本的には、ズルいことを考えてもバレてしまうと考えておきましょう。 融資を受けたい方は、時間をかけて少しずつ貯金することをオススメ致します。

 

21、お金を借りる必要がなくても創業時にお金を借りるべき理由とは?

創業時は最も融資を受けやすいです。

お金を借りる必要がない事業主さんでも、少しでも創業時に融資を受けておくことが、リスクヘッジとなります。

1.お金に困っていなくても1回融資を受けておいたほうが良い理由①

設備投資などをする必要がなく起業できる方は、別に融資を受ける必要ないよ!と考えている方も多いでしょう。

もちろん起業してすぐに軌道にのり、永遠にお金に困ることがない方もいらっしゃるでしょう。

しかし、 店舗を拡大したい! 人材を採用したい! 移転したい! 車を購入したい! 創業当初には、考えていない大きな出費が将来的にはある可能性があります。

 

その時にお金を借りたいと思う方も多いでしょう。

では、この時に1回でも融資を受けたことがある方と、一回も融資を受けたことがない方ではどのような違いが出てくるでしょうか?

 

(1)公庫で1回融資を受けた実績がある方

公庫で融資を希望して、早ければ1週間でお金が入金されます。

(2)1回の融資を受けたことがない方

公庫で融資を希望してから、1ヶ月から2ヶ月融資を受けるまでに時間がかかります。

この違いを見て頂ければわかって頂けると思いますが、2回目の融資の場合、早くお金を借りることが可能です。

【注意点】

 

公庫では、借りたお金を完済してから3年経過すると、データを破棄するため、2回目の融資で早く借りたいという場合には、完済してから3年以内に行いましょう。

2.お金に困っていなくても1回融資を受けておいたほうが良い理由②

 

創業してすぐに融資を受ける場合と、営業して、業績が悪くなったときに融資を受ける場合では、融資の通りやすさが変わります。

イメージ通りだと思いますが、業績が悪くなってからの融資は、公庫も将来性が低いと判断しお金を貸し渋る可能性が高いです。創業してすぐであれば、多くの方が融資を受けられます。

つまり、何かが発生してから融資を受けるのは難しいので、万が一のために、スタートしてすぐに融資を受けたほうが将来のリスクヘッジに繋がるでしょう。

3.公庫の融資を受けていると、他の金融機関から融資を受けやすくなる

私のお客様で、初めての融資で公庫以外の金融機関で融資を受けようとした際に、お金を借りることが出来なかった方が、公庫で融資を受けることに成功しました。

公庫で融資を受けた3ヶ月後に、もう一度最初に相談した金融機関に融資を申し込んだらお金を借りることができました。つまり、公庫での借入実績が、他の金融機関で借りる際にもプラス要因になるのです。

 

まとめ

将来どんなことがあるかわかりません。創業時にお金を借りる必要がなくても、融資を受けておくことで、将来のさまざまなリスクを回避することができますので、創業してすぐの融資をオススメしております。

 

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