2021.03.26
【創業融資事例】飲食業
創業融資事例
業種
飲食業
商品・サービスの提供能力
これまで20年間同じ業種で、色々な店舗で修業した経験あり
得意先
飲食店のため、これまでの経験・人脈は活かすことができない
必要資金
1500万円
(内装工事600万円、設備700万円、運転資金200万円)
融資結果
融資額が多額であったため、日本政策金融公庫と民間金融機関で各750万円の融資獲得
ポイント
過去20年間修業してきたため、商品を作って提供する能力は十分であったが、
出店エリアは特に詳しいエリアでなく、かつ、過去に集客を経験したこともないため、集客に対する不安が創業者にありました。
事業計画の中で売上計画を作成する際に、
・(平均客数/時間)×(営業時間/日)×(営業日数/月)×客単価
で創業者の月次売上計画を①ベストシナリオ②ベースシナリオ③ワーストシナリオを作成していただきました。
論点となるのがターゲットとなるお客様の「平均客数/時間」であるため、
1.店舗出店エリアの競合店の客数調査
2.店舗出店場所近隣のターゲットの店前通行量調査
を実施しました。
この調査を実施したことで、以下を創業者が把握して集客の自信を持てました。
・創業者がターゲットとしているお客様が競合店で多数いること(競合店のシェアを奪える可能性あり)
・店舗出店場所のターゲットの通行量が分かった(このうち、〇%が店舗を認識して店に入ってくれるとベストシナリオの客数になる可能性がある→現実味がある)
そして、その調査結果を金融機関に説明することで、売上計画の妥当性を証明することができ、結果として希望通りの融資を受けることが出来ました。
当たり前のことですが、創業時の融資では納得感がある「事業計画」が非常に大事になります。