創業ガイド

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2021.09.28

直近で債務整理をした人が公庫の相談ダイヤルで「融資申込可能です」と言われたとき、「融資の可能性が高い」と理解していい?

創業融資

直近で債務整理をした人が起業して融資を受けたいと考えたときに、今の自分でも融資が受けられるか心配でネット検索をします。

そして、ほぼすべてのホームページで「債務整理をした人は融資が困難」という内容にたどり着きます。

でも、本当に融資が難しいのか直接聞いて確認しようと「日本政策金融公庫の事業資金相談ダイヤル」に電話される方もいらっしゃいます。

https://www.jfc.go.jp/n/inquiry/index.html

 

相談ダイヤルに電話すると、「融資の申し込みはできます」と言われて、「融資の可能性が高い」と思う人がいます。

 

まず、なぜ「融資の申し込みはできます」と言われたかというと、

「融資申込は申込条件に該当する方であれば可能であるため」

です。

例えば、公庫の創業時の融資で適用される「新創業融資制度」は以下のようになっており、「債務整理をしていない」等の条件はないため、条件に該当する人は全員申込可能となります。

 

ただし、融資を申し込んだ後に、日本政策金融公庫内で「審査」が行われます。

審査とは、融資をした場合に返済できるかどうかを検討して、融資をするかどうかを決めることです。

その審査のときに、直近に債務整理をしたことはマイナスに評価されて、結果として融資ができないという結論になることが多いです。

※残債務を返済する必要があることや、債務整理した実績(返済ができなかった実績)などが考慮されるため。

 

よって、公庫の相談ダイヤルに電話して「融資の申し込みができる」と言われても、それは「融資の可能性が高い」ということではないことにご留意いただく必要があります。

 

※過去に債務整理した人でも、残った債務を完済した人や債務整理から5年以上経過している人は融資を受けられる可能性があるため、一度専門家に相談するのがいいと思います。

 

 

 

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