【創業支援コラム】20180324 確定申告終了のホイッスルがなりました | 高槻・茨木創業サポートオフィス

【創業支援コラム】20180324 確定申告終了のホイッスルがなりました

 

 

From廣岡慎一

上新庄の自宅より

 

「ようやく3月15日が終わりました」

 

会計事務所の繁忙期である2月から3月15日の確定申告時期は、普段の数倍の業務量。。。

 

どうやって対応しているか?

 

それは、、、

 

「働く時間をふやす」=「土日及び定時外の時間も働く」

 

というブラック?な手段を「廣岡だけ」がやっています。

 

おかげさまで、ナントカ今年も無事に過ごすことができました。

 

 

 

そんな確定申告が終わった3月17日土曜日の朝のこと。

 

普段の生活に戻って、柊真(我が家の長男:しゅうま)と朝900からウルトラマンのTVを見ながら、筋トレをしていました。

 

チャンネルを変えてテレビを見ていると、元プロラグビー選手の大畑(尊敬の念を込めて、以下、敬省略)が、小学生ラグビーチームにラグビーを教えるという番組が放映されていました。

 

私は中学生の時からラグビーを見るのが好き(一度も競技をやったことはないです)で、そのため、友人にもラグビー選手がいて、ラグビーと接する機会が多い人生を送ってきました。

 

そのため、非常に楽しみにしてテレビを見始めました。

 

内容としては、(弱い?)小学生ラグビーチームを大畑が指導して、とある大会で優勝を目指すというのがテーマ。

 

大畑は、まず子どもたちの練習を2時間くらいじっと見ていました。

 

そこで、最初の一言が「練習が作業になっている。考えていない」とのこと。

 

そこから、大畑が子ども達に、

 

・この練習がなんのためにしているかと質問し

・子どもたちが考えて答えて

・考えた内容で、練習をやってみて

・その練習後、大畑は子ども達に、もっとよくなるためにはどうすればいい?と質問して、

・子どもたちが考えて答えて

・そして更に練習する

 

という感じで練習を指導していました。

 

子ども達が、番組最後に今日の練習の感想を

 

・すごく、楽しかった

・今までとは違い、やる気が出て練習できた

 

と言っていました。

 

 

なるほど~

 

 

以前に、いい組織を作るために、ダニエル・キムの「組織の成功循環モデル」をご紹介しました。

 

組織には「グッドサイクル」と「バッドサイクル」があり、バットサイクルは

 

④結果の質:成果が上がらない

①関係の質:(成果が上がらないから)他者と対立が生じ、命令・指示が増える

②思考の質:(命令・指示が増えると)創造的思考がなくなり、受け身で聞くだけになる

③行動の質:(受け身で聞くだけになると)自発的・積極的に行動しない

④結果の質:(自発的・積極的に行動しないと)更に成果があがらない

①関係の質:(更に成果があがらないと)関係がより悪化する

 

★ここからは「すべて」廣岡の推測です

 

まず、大畑が「練習が作業になっている。考えていない」と言った言葉の裏には、

 

以下のような「バッドサイクル」が回っていると考えていたと思います。

 

 

④結果の質:チームが試合で勝てない(成果が上がらない)

①関係の質:(成果が上がらないから)指導者と対立が生じ、指導者の命令・指示が増える

②思考の質:(指導者の命令・指示が増えると)創造的思考がなくなり、受け身で聞くだけになる

③行動の質:(受け身で聞くだけになると)自発的・積極的に行動しない

④結果の質:(自発的・積極的に行動しないと)更に成果があがらない

①関係の質:(更に成果があがらないと)関係がより悪化する

 

 

だから、大畑は、「グッドサイクル」を回しにかかりました。

 

グッドサイクルとは、

 

①関係の質:互いに尊重し、認めあい、一緒に考える(信頼関係がある)

②思考の質:(信頼関係があり、一緒に考えるから)気づきがあり、当事者意識をもつ

③行動の質:(当事者意識があるから)自発的、積極的にチャレンジする

④結果の質:(自発的・積極的にチャレンジするから)成果が出てくる

①関係の質:(成果が出るから)更に信頼関係が高まる

②思考の質:更に当事者意識が働き、もっと良いアイデアが出る

 

というもの。

 

今回の大畑が子ども達に働きかけた行動で考えてみると、

 

①関係の質:この練習をなんのためにしているかと子どもたちに質問することで、一緒に考えるという関係性を作っていった

②思考の質:(一緒に考えるから)子ども達も気づきがあり、当事者意識をもつようになった

③行動の質:(当事者意識をもつから)自発的、積極的にチャレンジするようになった

④結果の質:(自発的・積極的にチャレンジするから)少しづつ上手くなっていった

①関係の質:(上手くなっていくから)更に指導者と信頼関係が高まっていった

②思考の質:更に当事者意識が働き、もっと上手くなるアイデアが出るようになった

 

 

子ども達が、番組最後に今日の練習の感想を

 

・すごく、楽しかった

・今までとは違い、やる気が出て練習できた

 

と言っていたので、大畑の狙い通り「グッドサイクル」が回り始めたと思います。

 

改めて、集団スポーツのプロは、

 

・その競技の技術の「プロ」というだけなく、

・組織で結果を出すための考え方も「プロ」

 

だと認識させられました。

 

PS.今日3月24日も1000からテレビ放送があるようなので、筋トレしながら、楽しくみてみようと思っています。

 

 

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