【創業支援コラム】20210922 あなたの経験すべてがビジネスになる | 高槻・茨木創業サポートオフィス

【創業支援コラム】20210922 あなたの経験すべてがビジネスになる

 

前月号のニュースレターで私の妻が個人事業主として開業しようとしている、という話をしました。

 

ただし、商品・サービスがなかったため、過去、自分が子育てで悩んでいたことをブログに書くということになって、数週間くらい経過したときのこと。

 

妻「書くことがなくなった。何を書いたらいいか分からん。。。」

 

その状態はよくわかります。

 

私もこのニュースレターを毎月書き続けて6、7年経っていますが、自分の身の回りに起こったことを書くだけなので、書く内容はたくさんあるはずなのに、、、

 

「今月は書くことがない・・・」

 

何回もくじけそうになりましたが、何とか書き続けています。

→書くことは、ほんのチョットだけ妻より先輩

 

私「子育てのことなら、①子供2人(10歳、6歳)の年齢ごと②その年齢の四半期ごと③場所毎(家庭、学校、習い事、遊び)に分けて目次を作って、その目次に沿って起こった事象を書くのはどう?」

→超微風の先輩風を吹かせながら

 

※長男だけでも年齢10歳×4回/年×場所4か所=最大160テーマ

 

妻「ほんまやな、いろんなことが起こったから書けそう」

 

ということで、またブログを書き始めました。

 

そして、更に1,2週間経ったある日のこと。

 

妻「ビックニュース!」

 

私「(毎回ビックではないので何の期待もなく)なんなん?」

 

1年程前に、妻が子育てで悩んでいるときに受講したセミナーの先生から連絡があり、その先生が入ってる協会(会社組織みたいなもの)の会員(個人事業主みたいなもの)のお誘いがあったとのこと。

 

その協会の仕組みとしては、〇十万円を協会に支払うことにより、

 

①会員独自の商品・サービスを創れる

②一部の集客も協会が手伝ってくれる

 

よくある協会ビジネスモデルです。

 

現状の妻は、独自の商品・サービスがなく、集客ノウハウもない状態のため、まずはブログから始めてビジネススキルを身に着けようと考えていたので、それらを短期間で身につけることができるすごくいい機会だと思いました。

→本当にビックニュースでした

 

妻「〇十万円するけど、受けていいかな」

 

私「すごくいいと思う」

 

そして、、、

 

その瞬間、頭によぎったのが、過去何度も繰り返されてきた会話(結婚後12年間)です。

 

いつぞやの妻「あんた、高いセミナーを受けたり、たくさん読みもしない本を買ったり、自分のためにばっかりにお金を使って。家庭にお金をもっと渡してや」

→家庭に入れたお金は妻のダイエットグッズに回ります

 

いつぞやの私「自己投資せずに、今の自分の知識・経験の切り売りだけでは長期間にわたって人のお役に立てない。今の自分があるのは、過去の自己投資のおかげだし、今の自己投資は将来の自分のためであり、自分が関係する人たちのためやねん」

 

「目先」のことだけを考える妻と「将来」を踏まえて考える私とで全く折り合わずにやってきました。

 

自分自身の環境が変わった妻は、ようやく、自己投資の意味が分かるようになったんじゃないかと思いました。

→過去の会話を録音してクラウド保存しておけばよかった

 

そして、8月上旬から妻の研修が始まりました。

 

ゼロからビジネスを作る必要があるので、

 

・自己分析・・・自分の経験や特徴の洗い出し

・顧客分析・・・どんな悩み・欲求を持つ人の問題を解決したいかの調査

・競合分析・・・見込客から見て競合と比較してNo1の専門家ポジションはどこかを探す

 

という作業を必死でやっていて、今後がすごく楽しみです。

 

この内容を一般化すると、

 

・妻は「過去に悩んでいた問題を解決した経験」を商品サービスにして、今、同じ悩みを持つ人に対してその問題を解決するサポートをするというビジネスをやろうとしています。

 

これは、今ビジネスをやってる人は全員同じことができると考えます。

 

・事業を自分で立ち上げて今ビジネスをやってる人は、その事業をやる中で起こった問題や悩んで取り組んだことのすべてがノウハウであり、これから同業で起業しようとする人や既に起業している同業者にとっては、その知識・経験は非常に価値があると考えられます。

 

だから同業者に知識・経験を提供することは一つのビジネスとして成り立つ可能性があるので、今の事業以外で違った事業をやりたいと考えている事業意欲が強い人は一度考えてみても面白いと思います。

 

PS.

妻が受けている研修が終わった後に、任意参加の合宿というものがあるそうで、内容を聞くと、

 

「4泊5日の石垣島合宿」

 

とのこと。

 

妻「この合宿に行っていいかな」

 

私「いいやん、めちゃくちゃ羨ましいわ」

 

協会の研修企画者の素晴らしいアイデアです。

 

最後に素晴らしい企画(アメ)を用意することで、研修(ムチ)を挫折しないようにしていると思いました。

 

私は上新庄の自宅のゴミ置き部屋で精一杯、仕事を頑張ります。

 

 

 

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