【創業支援コラム】20250123 ヒラメ×謹賀新年 | 高槻・茨木創業サポートオフィス

【創業支援コラム】20250123 ヒラメ×謹賀新年

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

この数年、年末は仕事納めから数日間は溜まった仕事をして、その後に実家の淡路島に帰省しています。

→(家族の理解が得られるならば)誰からも連絡がなく仕事が捗るのでオススメです

 

そして、帰省した時は毎年釣りに行っています。

 

今年も釣りに行こうと思い、YouTubeで検索すると、淡路島東側で30cmのアジが釣れている動画がありました。

 

行ったことがない場所なので、1月1日元旦昼間に一人で事前調査へ

→家族も誘ってみましたが、釣り以外は興味なし

 

事前調査は、車の停める場所、釣り場の広さ、釣り人の多さ、潮の流れなどを見ています。

 

今回の調査場所はいい場所ではあったのですが、1月1日の昼間にも関わらず、人で埋まっていたので諦めました

→みんなYouTubeを見て来ている?

 

別の場所を探そうと考え、グーグルマップをみると、その場所から数km離れた場所に過去釣果実績がある場所があったので行ってみると、フェンスが2重に作られて立ち入り禁止になっていました。

 

どうしよう?と思い、再度グーグルマップで当該釣り場を見てみると、釣り場の反対側(海を挟んで向かい側)に細い道らしきものがあったので行ってみようと考えました。

 

その反対側にいくために、草木が生い茂ってるロードサイドを歩いていくと、いきなり人一人が下れる細い階段が出現しました。

→インディ・ジョーンズのごとく(もしくは、ドラクエの隠し階段)

 

その階段を下っていくと釣り禁止の釣り場の反対に出ました。

釣りをするには広くて、釣り人も少なそう。

→こんな場所、地元民以外は見つけられない

 

一人だけ釣り人のおっちゃんがいて、何を釣っているかヒアリングしたところ、タコ釣りをしてるとのこと。

 

そのおっちゃんの荷物を見ると、アジをグルグル巻きにしたタコ釣り仕掛けが大量に準備されていたので、(根拠はないけど)この釣り場でアジが釣れることを確信しました。

 

ここで釣ろうと決めて、翌日のタイドグラフ(潮位表)をみてみると、日の出の時間がすごくいい潮であったので、翌日は中2の息子と朝5時に起床、現地6時着で釣行(日の出が7時なので6時30分前後の1時間弱のみが釣れる時間と想定)。

 

大きなアジを狙っていたので、ハリス(リールから出る糸とハリをつなぐ糸)は通常0.8号のところを1.5号にしました。

 

釣る前の準備として毎回、まずはテストで仕掛けを海に投入して、仕掛けを一番底に着底させて、そこから仕掛けの一番下の部分がピッタリと海底につくように調整していきます(底をとると言います)。

 

今回も底をとって、1回調整して、再度仕掛けを投げ入れると、まだ上手く調整できていなかったのですが、25cmのアジが釣れました。

 

たぶん、あと1,2回の調整でぴったりになりそうでしたが、時間がもったいないので今のままでも大丈夫(仕掛けがもつれない)と判断して釣りスタート。

 

仕掛けを入れる度に釣れていましたが、とあるタイミングでちょっとだけ当たりがあった(魚が仕掛けにかかった)のですが、特にその後は大きく引かない(魚が針にかかって泳がない)ことがありました。

 

でも、なにか魚は掛かっていそうなので1回糸を巻いてみると、とてつもなく重い・・・。

 

「ゴミでも釣れた?」

 

と思いながら糸を巻いていくと、水中に白い物体が見えました。

 

「ヒラメorカレイ」

 

が釣れたと思ったと同時に、タモを持ってきていないことにも気づきました。

→準備不足・・・

 

とりあえず、水面から口を出して空気を吸わせ、弱らせてからゆっくりと引き上げて無事ランディング(≒水中から陸に魚を引き上げる)。

 

50cmのヒラメでした。

→特に大きいという訳ではない

 

そのあと、美味しくいただくために血抜きをしようと思ったけれども、ナイフを持ってくるのを忘れていることに気づき、活きたままお持ち帰り。

→度重なる準備不足・・・

 

今回、ヒラメが釣れた要因分析をすると、

 

・釣れそうな釣り場で、かつ、釣り人が少ない釣り場を選んだ

 

・釣れる時間帯に、狙った魚がいる深さに仕掛けを投入した(アジとヒラメは同じ深さ)

 

・最低限の仕掛けとして、ハリスを0.8号ではなく1.5号にした(でも、ヒラメを狙うなら5号前後が普通なので糸が切れなかったのは超ラッキー)

 

・仕掛けをぴったりと調整しなかった(そのため、小さい当たりが分かりにくい状態だった)

 

・仕掛けの調整が不十分であったため、たぶん小型のアジが釣れたにも関わらず、その当たりが分からずにほっておいたときにヒラメがアジに食いつき、そのヒラメの当たりも良くわからずに放っておいているうちに、ヒラメがアジを飲み込んだ(食物連鎖)

 

・最後のランディングはこれまでの経験値が活きた

 

つまり、幾多の準備不足はあったけど、魚が釣れるように事前準備をきっちりとした結果、いろいろな幸運が重なってヒラメが釣れたと考えました。

 

ビジネスで売上をあげようとすると、

 

・想定している理想の顧客が何に悩んでいるかを調べて、

・競合と比較して当社が勝てるように商品を作り、

・その顧客が集まる場所に広告宣伝や営業する

 

ことで売上が上がることが多いです。

 

このプロセスを地道にきっちりとやると、何回かに1回は利益が出るビジネスが作れます。

そして、ごく稀に自分の想像を超える売上・利益が出る(≒ビジネスが当たる)ことがあります。

 

ヒラメの釣果もビジネスも、地道に正しいプロセスをやり続けた結果、ごく稀に当たりに出会えるということを再認識しました。

 

ということで、2025年も色々なことに取り組み、その内容をあなたに共有することで少しでもあなたのお役に立っていきたいと考えていますので、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

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