【創業支援コラム】20240827 棒をつかむ | 高槻・茨木創業サポートオフィス

【創業支援コラム】20240827 棒をつかむ

ひょんなことから、前年から自分が住んでいる地域の活動に携わることになり、そして、2024年は前年とは別の活動をすることになりました。

 

住んでいる地域の役に少しでも立てるのであれば、自分のできる範囲で取り組もうと思っています。

 

そして、今年の初任務は地域の方々を対象とした健康測定の手伝い。

 

事前の打合せはあったのですが、運営者各人の役割は当日に発表するとのこと。

→いきあたりばったりのゆるい感じでgood

 

そして、先月7月の健康測定当日(場所は地域の公民館的なところ)。

 

健康測定の種類ごとに運営者各人の役割が記載された紙が張り出されました。

 

「自分の役割は何だろう?」

 

と健康測定の種類(身長、体重、血圧、塩味がわかるかどうかのチェック等)の横にある担当者名を上から見ていくと、

 

「棒つかみ」

 

というものの横に自分の名前がありました。

→はぐれメタル級のレアさ

 

何をするものかわからず、説明書があったので読んでみると敏捷性を測るものらしい。

 

測定方法としては、

 

・受検者は手のひらを開いて構える

・測定者は全長50cmの木の棒を落とす(ものさしのように050㎝までのセンチ数が刻まれている)

・受検者は木の棒が落ち始めたことを認識してから棒をつかむ

・そして、何cmのところで棒を掴んだかを測定

・それを5回実施

・測定者が測定結果を1回ごとに紙に手書きで書く

5回の測定が終われば、1回目と5回目を無視して、24回目の平均を暗算で計算

・その平均値と、年齢別の5段階評価表と照らし合わせて、受検者に評価(敏捷性が高い、普通、低い等)を伝える

 

とのこと。

 

「めちゃくちゃ大変やん。。。」

 

身長、体重など他の健康測定は、測定者と記録者の2人体制が組まれているが、なぜか棒つかみは廣岡一人。

 

 

一人でやるのは大変だし、時間がかかるだろうなと思いましたが、事前の打合せでは、前年は人がほとんどこなかったとのことだったので何とかなると思いました。

 

このイベントは10時から12時の2時間。

 

運営者は830分に集合し、915分には準備が整い、開始までの残り45分はゆっくりと過ごそうとなっていましたが、、

 

930分から人が来ました。

→100m走でいえば、走者の案内がされているときに走り出した感じ(フライングの域を超えている)

 

「早いなー」

 

と思いながら、1人、2人と棒を落としていると、、、

 

大人数が押し寄せてきました。

 

そして、、、

 

廣岡担当の棒おとしがボトルネックとなり長蛇の列となりました。

→でも、10数人ぐらい

 

これ以上の待ち人数を増やさないために、自分なりの最速で動きました。

→ドラクエでいうピオラを唱えた状態

 

必死でやっていく中で、とうとう待っている人がいなくなったので時計を見てみると1115分。。。

2時間弱の時間が過ぎていました

→棒おとしを精神と時の部屋(ドラゴンボール参照)で実施していたかも?

 

そして、12時にイベントはきっちり終わりました。

→終わりの時間は厳守。始めは?

 

最後、運営者各人には「アンパン1個+お茶」が手渡されて終了となり、アンパンを食べながら達成感に浸りつつ、今回のイベントの振り返りをしました。

 

健康診断受検者が待ち時間なく、スムーズに受検できる状態が100点だとすると、廣岡担当の棒つかみで待ち時間が発生した現象はなかった方がよかったです。

 

では、なぜ待ち時間が発生したかといえば、運営責任者が運営者の人数配置を適正にできなかったためだと考えます。

 

なぜ、運営者の人数配置が適正にできなかったかを考えると、運営責任者が健康測定の各項目毎に何をして、どれくらい時間がかかるかを事前に知らなかったことによると考えます。

 

今回のような件は、ビジネスでもよく発生します。

 

社長自身が具体的にイメージができない仕事等を、いきなり従業員に依頼しても、従業員はどうすればいいか分からずに仕事の成果がでないことが多いです。

 

この場合、まずは社長が自分でやってみて、どんな仕組みでやれば従業員が仕事をスムーズにできるかを考えてから、従業員に仕事を任せていくことが重要であることを、今回の棒つかみで改めて再認識しました。

 

 

 

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