【創業支援コラム】20200406 金融機関との付き合い方 | 高槻・茨木創業サポートオフィス

【創業支援コラム】20200406 金融機関との付き合い方

コロナの影響により、顧問先の方々から融資の相談を受けることが多くなっています。

 

政府からいろいろな支援策が出ている中で、

 

資金繰り支援でいえば、日本政策金融公庫の融資の内、一定の条件に該当すれば3年間実質無利子になる制度も発表されています。

 

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/covid_19_m.html

 

 

上記のような情報を聞いた時、あなたはどう思いますか?

 

「どうせ、いつかは返済しないといけないから、当面の資金繰りは大丈夫なので借りないでおこう」

 

と思っている方もいると思います。

 

 

こんな状況だからこそ、金融機関との付き合い方についてお伝えできればと考えました。

 

 

金融機関とどのように付き合えばいいかを考える上で、まずは金融機関側のビジネスを考えると、

 

原則、預金等でお金を集めて、そのお金を貸して利息を取りながら、元金を回収するのが基本的なビジネスモデル。

 

上記を考えると、業績が悪い会社は、貸したお金が返ってこない可能性があるため、基本的に貸してくれない。

 

つまり、お金を借りることが出来るときは、業績が良い時(≒金融機関側から「お金を借りませんか」と言ってくるとき)です。

 

でも、業績がいい時はお金に困っていないため、

 

「今は必要ないので、また困ったときにお願いします」

と断る会社があります。

 

でも、困ったとき≒業績が悪くなったときには、原則お金は貸してくれない。。。

 

であれば、どうすればいいかと言うと、

 

 

「借りることができるときに、十二分に借りてお金をプールしておく」

 

ことが大事です。

 

 

でも、「余分な利息を払うのはもったいないよな」

 

と考える人もいます。

 

利息については、業績が悪くなってお金が必要になったときのための「保険代(安心代) 」と考えた方がいいです。

 

今回のコロナ関連の資金繰り支援は、上記考え方の例外ケースです。

 

国策として、業績が悪くなっている会社に対して融資を積極的に実施しようとしています。

 

今回のコロナの影響を受けても、当面の資金繰りが大丈夫な会社であったとしても、一定の要件に該当しているのであれば、お金を借りた方がいいと考えます。

 

 

PS.リスケジュールを実施している会社は、通常時は新規融資が難しいのですが、もしかすると、今回のような緊急時では新規融資の可能性があるかもしれないので一度、公庫に相談に行くのがいいと考えます。

 

不明点等があればいつでも当社にご相談ください。

 

 

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