【創業支援コラム】20171119 ~しちごさん~ | 高槻・茨木創業サポートオフィス

【創業支援コラム】20171119 ~しちごさん~

 

  171118 七五三の写真

From廣岡慎一

上新庄の自宅より

 

先週11月12日日曜日我が家の3歳児紗来(さら)の七五三の写真を取りに、近所のスタジオアリスに行ってきました。

 

※上図写真右側(紗来)→お菓子を口いっぱいに入れている状態

※上図写真左側(柊真)→ムシキングというカードゲームを眺めています

※七五三とは全く関係のない写真です

 

七五三の時期で込み合っていたため、我が家の予約時間は朝の8時。。。

 

毎日家を出る時間と同じ時間に自宅を出発。

 

近所のスタジオアリスに到着すると、すぐに受付をして、衣装を選んで撮影開始。

 

写真撮影が終わると、取った写真を選んでいくという流れ。

画面を見ながら、写真を選び、そして、七五三の特典で額縁?(写真が入った壁に立てかけるモノ)がいただけるとのことで、写真を選んだあと、

 

額縁の中でも、一つはTHE 額縁という感じのもの(たぶん、在庫処分品。。。)

 

もう一つは、5,000円で超オシャレな額縁

 

のご提案を受けました。

 

つまり、在庫処分品(私見なので間違っていたらスミマセン)を無料プレゼントし、それが気に入らない方には、アップセル(=上位版の販売)で5,000円の額縁を売るという、素晴らしいビジネスシステムです。

 

そして、最後に、今日の写真を使って、「年賀ハガキを作りませんか?」というクロスセル(関連商品の販売)がありました。

 

 

しっかりとアップセル、クロスセルをすることは、スタンダート商品が気に入らない、物足りない人の満足度を満たす行為であるため、顧客満足度が上がります。

 

素晴らしいシステムでした。

 

※我が家は、私の価値観が反映された結果、

「THE 額縁(モノにこだわらないため)」を選び、

「年賀ハガキ (今申し込めば、年賀ハガキを発注する手間が省けるため)」を申し込みました。

 

 

さて、前回までは、売上をいかにあげるかをお伝えしてきました。

 

今回は資金調達についてお伝えします。

 

ほとんどの人は、開業時「赤字」です(売上がゼロの状態で、自分の生活費や家賃等々が発生するため)。

 

赤字が続き、現預金がなくなれば、事業を継続することができないです。

 

逆に、その赤字が黒字になるまでの間に、現預金があれば、事業が立ち上がったということです。

 

事業を立ち上げるポイントは2つです。

 

①現預金をたくさん準備しておく

②黒字になるまでのスピードを早くする

 

 

「①現預金をたくさん準備しておく」

 

現預金は黒字になるまでの「時間」を稼ぐ意味があります。

 

現預金を必要以上に持っているということは、想定以上に赤字が続いても、事業を継続することができ、業績を挽回するチャンスをたくさん得ることができます。

 

 

「②黒字になるまでのスピードを早くする」

 

言い換えれば、黒字になるために必要な売上をいかに早く作れるかということが大事になってきます(前回までの内容を参照)。

 

よって、「①現預金はたくさん準備しておいた方がいい」ため、創業時の資金調達が非常に大事になってきます。

 

創業時の資金調達先は大まかに4つに分けることができます。

 

1.自己資金

2.金融機関から借りる

3.誰かに出資してもらう

4.知人、親戚から借りる

 

 

創業者の、創業時の環境、生きてきた環境等によって、資金調達方法はいろいろあると思います。また、起業する事業が面白い場合、人に恵まれた場合等は「誰かに出資してもらう」、「クラウドファウンディング」も可能だと思います。

 

今回は、大多数の人が検討する「金融機関からの借入」についてお伝えします。

 

金融機関といっても、大きく2つに分かれます。

①日本施策金融公庫(国が100%出資)

②民間の金融機関

の2つです。

 

上記2つの大きな違いは法人で借りる場合、日本政策金融公庫の場合、個人保証がつかないということです。

 

以下、創業時の融資の「民間金融機関からの借入」と「日本政策金融公庫からの借入」の比較です。

 

 

  171118 個人保証関係図

 

 

 

 

 171118 個人保証関係図(公庫)

 

つまり、創業時の融資は、個人保証がない「日本政策金融公庫からの借入」がいいです。

ただし、「借入金額が大きくなる場合」「借入金の返済時期を遅らせたい」場合等は、日本政策金融公庫からの借入にプラスして民間金融機関の借入もした方がいいです。

 

次回は借入するときの前提条件についてお伝えします。

 

 

 

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