【創業支援コラム】20170720 ~返報性の原理~ | 高槻・茨木創業サポートオフィス

【創業支援コラム】20170720 ~返報性の原理~

From廣岡慎一
上新庄の自宅より

「お菓子買っていきや」

先週7月3連休の最終日である月曜日の休日に、柊真(長男)をスイミングに連れて行きました。

早いものでスイミングスクールに通いだして3年です。

1190グラムと小さく生まれた柊真に、体が強くなってほしいという思いからスイミングを習ってもらいましました(泳ぎの上手さは・・・)。

スイミングは1530スタートなので、これまで私は行くことが出来なかったのですが、たまたま月曜日が休日ということもあって、スイミングに送っていきました。

着替えて、体操して、プールに入って、1時間練習して、そして着替えて、終わりという流れです。

最後の着替えのタイミングで想像していなかったことが・・・・。

なんと

お菓子交換が始まりました。

バスタオルで体や頭を拭いて、そして、子どもたちはお菓子をもって、知っている子ども達に配りに行くのです。

もらった方もあらかじめ、準備していたお菓子を渡します。

イベントとして定着している感じでした。

いつから、何がきっかけで始まったんだろう?

誰かがお菓子を持ってきた→自分だけでなく、友達にお菓子をあげた→友達は返さなければならないという心理が働き、次回のタイミングでお菓子をもっていった→その友達は自分の友達にもお菓子をあげた→そして、その輪が広がり、文化となったのかな?

これは、よくあることですが、心理学でいう「返報性の原理(=受けた恩は返したい)」が働いている状態です。

例えば、スーパーで試食をした場合、そんなに欲しいモノではなかったとしても、買ってしまった経験はないでしょうか。

また、今でも?新聞を読まなかったとしても、「〇〇をあげるから、新聞取ってくれませんか?」という勧誘で新聞を購読することになったという経験はないでしょうか?

ビジネスにおいて、返報性の原理を用いた戦術は至るところで目にします。

有効に使えば非常に強力な力をもっています。

あなたのビジネスでどのように活用できるか検討してみてください。

PS.今回、柊真のスイミングのカバンの中に、 お菓子が入っていたので、お菓子交換ができました。

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