【創業支援コラム】20241222 エンゲージメントサーベイ | 高槻・茨木創業サポートオフィス

【創業支援コラム】20241222 エンゲージメントサーベイ

先月、子供の運動会の綱引きに参加して、予想通りに腰を痛めた廣岡です。

→この数年間、何回も運動しては怪我をしているのにどうしても好奇心が勝ってしまいます

 

24/11月のニュースレターで当事務所の起業から現在までの反省と学びをお伝えしたのですが、書ききれない部分があったので、今回はその内容をご紹介させていただきます。

 

2020年からコロナ禍となり、当事務所は全員で在宅勤務にシフトしました。

 

コロナ禍前までは、毎日事務所に行ってメンバー(当事務所では従業員をメンバーと呼んでいます)と顔を合わせながら仕事をしていたため、雑談をする機会も多く、メンバーのことを理解する機会が多かったです。

 

でも、在宅勤務になると仕事のことは話すけれども雑談等が減り、メンバーがどんな状態になっているかを知るための情報が少なくなりました。

 

さらに、在宅勤務になってから入社したメンバーも増えていき、当該メンバーを理解する機会は最初から少ない状況。

 

そんな時に、従業員の心理的な状態をわかりやすく把握する方法はないかと考えました。

 

事業の業績は決算書等で数値で表されているため、現状を把握し、目標や前期実績と比較して差異を数値で把握し、対策を考えて実行し、実行した結果を数値で把握することが容易にできるため、これと同じようなことができないか調べてみたところ、

 

エンゲージメントサーベイ

 

というものがあることを知りました。

 

当事務所はWevoxというものを使っていますが、内容としては毎週メンバーへの5段階評価のアンケートを実施して、メンバーの心理的な状態(大分類9項目、小分類27項目)を時系列で数字で把握するというものになります。

※大分類:①職務②自己成長③健康④支援⑤人間関係⑥承認⑦理念戦略⑧組織風土⑨環境

※小分類:例として、③健康はさらに、A仕事量、Bストレス反応の2つに分かれている

 

使い方としては、例えばメンバーの生産キャパを超えるような仕事を任せている場合には、大分類「健康」の中にある小分類「仕事量」や「ストレス反応」という項目の数値がどんどん低下していくため、とあるメンバーの数値が低下トレンドであれば、そのメンバーに任せている仕事の量や質を調整していき、その調整した結果、数値が低下前に戻っているかどうかを確認するという感じで使っています。

 

当事務所の運用方法としては、毎月1回、各メンバー毎のWevoxを見て、大分類、小分類毎に変化がないかを確認して、変化があれば(いい変化と悪い変化の両方)、なぜ変化したかを考えて、悪い変化であれば対策を考えて、実行していくという取り組みをしています。

 

もしあなたが従業員を雇用しているのであれば、従業員が「やりがいを感じて働いているか」「仕事・プライベートで悩んでいないか」「仕事量は適切か」「他の従業員といい関係が築けているか」などを一度ならず考えたことがあるのではないでしょうか。

 

エンゲージメントサーベイで、従業員が良い状態であること、悪い状態でも日々良くなっていっていることを数値で把握することができれば、上記の経営者の不安を少なからず和らげてくれると思いますので、興味があれば一度試してみてください。

 

少し早いですが、2024年も大変お世話になりました。

2025年もいろいろなことに取り組み、その内容をあなたに共有させていただこうと思いますので、来年も引き続きよろしくお願いいたします。

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