【創業支援コラム】20200124 市場や競合の環境は常に変化し続ける | 高槻・茨木創業サポートオフィス

【創業支援コラム】20200124 市場や競合の環境は常に変化し続ける

上新庄の自宅から徒歩10(走ったら3秒くらい?)のところにローソンがあります。

 

上新庄に住み始めて10年弱、大変、お世話になってきました。

 

201912月中旬頃の寒い朝に、

 

妻:「パン買ってきて」

 

買い物の指令をを受けて、ローソンに行き、パンをレジで精算しているときにレジ台を見ると、

 

2020116日をもって閉店することになりました」

 

とのお知らせが書かれていました。

 

 

長男:柊真が幼稚園のころ、「千と千尋の神隠し」にハマっていたときがありました。

 

そんなとき、ローソンに一緒に行き、レジで精算していると突如・・・

 

 

柊真「ここで働かせてください!」

 

 

店員「・・・(失笑)

 

と千尋のマネをしたのがいい思い出です。

 

 

ローソンが閉店する要因は分からないですが、売上が減っているのは間違いないと思います。

 

1年ほど前に、私が住んでいるマンションの1階が「TUTAYA」から「スギ薬局」に変わりました。

 

ドラッグストアは利益率が高い医薬品、化粧品で稼いで、食料品、日用品は安く(≒低利益率)

売ることで、お客様を集める手段と考えていると思われるので、コンビニにとっては凄く強力なライバルです(私のローソン訪問頻度も激減)

 

 

「市場や競合の環境は常に変化し続ける」

我々弱者が、変化する環境で生き残るためには、どのような戦略をとるのがいいのだろうかということを考えてみました。

1 .ニッチなマーケットで勝負する

 

・大きなマーケットは強者が狙ってきます(メジャーな商品、得意先、主要都市部など)。

・大きなマーケットの中でも、まだほとんど手を付けられていない「スキマ=ニッチ」がある  ので、その場所を見つけることができれば、弱者でも生きていけると考えます(スキマはマーケット規模が小さいため、強者には魅力がない)。

最近読んだ本で紹介されていたのですが、

サバンナの草食動物はエサの棲み分けができているそうです。

・キリン・・・高い木の葉

・ウマの仲間のシマウマ・・・草の先端

・ウシの仲間のヌー・・・・草の茎や葉

・シカの仲間のトムソンガゼル・・・草の背の低い部分

・我々弱者も、地域を絞る、顧客(悩み、欲求)を絞る、又はその組み合わせ等によってニッチな市場で棲み分けて生きていくのが大事だと考えます。

2.複雑な商品・サービスを扱う(手間がかかるもの)

・大量生産可能、汎用性が高い、代替性が高い商品・サービスで、儲かるものであれば、強者が簡単に攻めてきます。

・でも、小ロット、オーダーメイド、代替性が困難な商品・サービスは、強者では扱うことが難しい(会社として、常に一定の品質を担保できない等)ため、弱者の強みになると考えます。

※最近流行のテクノロジーによる生産性向上ですが、テクノロジーにより生産効率を高め続ければ続けるほど、他者も同じように生産効率を高めることができるため、行きつく先は価格競争になり、強者に有利に働くと考えます。

3.変化する環境に身を置く

今いる環境が安定的(変化が少ない)であれば、強者は豊富な資源(ヒト、モノ、カネ、情報)で時間をかけて勝負ができるため、強者しか生き残れないです。

であれば、変化が激しい(≒予測が困難)環境に身をおくことは、強者やライバルが少なく、チャンスが多いと考えます。

2020年も引き続き、好奇心をベースにいろいろなチャレンジをして、その内容をあなたにお伝えしていきます!

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