【創業支援コラム】20250620 自動販売機のPDCAサイクル | 高槻・茨木創業サポートオフィス

【創業支援コラム】20250620 自動販売機のPDCAサイクル

毎年ゴールデンウィークは実家がある淡路島に子供たちと帰省しています。

 

今回の帰省では、25/3月に帰省した際にニュースレターでお伝えした「ハンバーガーの自動販売機」がどうなっているかを楽しみにしていました。

 

そして、現地到着後すぐに自動販売機へ直行。

 

前回のニュースレターで記載した今後の自動販売機の行方(廣岡の勝手な予測)について振り返りをしてみます

→誰も興味がないと思うけど

【前回仮説①】今後、世の中にハンバーガーの自動販売機が普及しないのであれば(冷凍餃子みたいにならなければ)、民泊利用者の一定割合の人が購入する。

≪今回検証①≫自動販売機が健在なので一定数が購入していると想定されます

【前回仮説②】当該エリアの居住者は1回買ってしまえば好奇心は減少すると思われ、リピート買いする人は少ないと想定されます。

【前回仮説③】今みたいな売り切れ状態を続けるために、当該エリアの居住者に購入してもらう必要があると思うので、頻繁に好奇心が湧く新商品を投入し続ける必要があります。

≪今回検証②③≫季節商品が2品追加されている(春限定商品のガーリックマヨ醤油、ハニーマスタードダブルベーコン)。

→まったく春と関係ない商品。。。

→ガーリックマヨ醤油のPOPには「これをおかずに白ごはんがイケる美味しさ!ハマります!!」と、推し方の方向性を誤った可能性が高い記載あり

 

≪今回追加分析A≫

・オレンジジュースが上段に移行され、かつ、三ツ矢サイダーも追加されている

もしかすると、ハンバーガーのついでに飲み物を買う人がいて売れている可能性あり

 

≪今回追加分析B≫

・価格が450円から400円に値下げされている

売上が減ってきたため、値下げした可能性があります。

≪今回分析のまとめ≫

・現状、当初予想通りに近所の人の購入が減ったため、新商品を投入し、それでも売上数が増加しないため、値下げをした可能性があります。

 

≪今回の状況を踏まえて、今後どうすればいいか(廣岡の独自見解)≫

・値段は元に戻す+値段を上げる(販売価格450円→400円にして購入する人が増えるとは思えない。もし、値下げによる購入者がいるのであれば、当該自動販売機のターゲット外の人なので買ってもらえなくてOk)

 

・近所の人に対しては新商品を出し続ける(ただし、購入数が増えることはない)

 

・自動販売機が設置されている民泊施設に宿泊する人に買ってもらうための案として2つ考えてみました。

 

①今回ジュースの棚が一つ追加されていたため、ハンバーガーのついで買いニーズがあると仮定すると、ジュース以外にも、お菓子やデザートがあればさらなるついで買いが促進される可能性あり

 

②民泊宿泊者は観光目的のため、淡路島特産品としての商品を売る。

・ハンバーガーなら淡路島の淡路牛を使ったハンバーガーや淡路島産新玉ねぎソースを使ったハンバーガー等

・上記のついで買い対象となるジュース、お菓子、デザートも、淡路島の玉ねぎスープ、 淡路島バームクーヘン、淡路島牛乳みたいな商品を置くことで売れる可能性あり

 

でも、これらは仕入ルートの開拓から始める必要があるため、すぐには実現できないと思われます。。。

 

さて、古くからある業務改善手法としてPDCAサイクルという考え方があります。

※Plan(計画)して、Do(実行)して、Check(評価)して、Act(改善)するという一連のサイクルを早く回すことで目標達成の確度を高くする考え方

 

今の社会状況で言えば、一番大事なのはDoすること(Planはネット検索やAIが回答してくれるため)。次に大事なことがCheckすることです。

 

素早くDoして、素早くCheckし、Doした結果が良かったのか悪かったのかを把握する。

 

結果が良ければ、なぜ良かったのかを分析して、その良かった要因に基づいてDoをより多く、深く実施する又は他の場所で横展開する。

 

一方、結果が悪かった場合は、なにが悪かったか分析してAct(改善)する。

 

これを素早くやり続けることで目標達成の確度が高くなることが多いです。

 

この自動販売機もPDCAサイクルが早く回っている感じがするので、今度は夏休みの帰省時にどうなっているか楽しみです(あんまり変わっていないかも)。

 

高槻の税理士による創業支援コラムの最新記事